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その痛みの原因は?【MGプレス連載- 動いて健やかに28】

整形外科一般

手足や首腰の痛みには神経痛、関節痛、筋肉痛などがあります。神経痛で多いのは坐骨神経痛で、お尻からふとももを通って、ふくらはぎや足の先のしびれるような痛みがあります。このコラムでも取り上げた首から手の神経痛もたくさんの人が悩んでいます。神経痛にはほかには帯状疱疹という皮膚の病気によるものや、脳が原因のものがあります。

関節に病気があると関節痛になります。膝の軟骨がすりへると曲げ伸ばしする時に痛くなります。関節痛は動かし初めに痛くなるのが特徴で、膝の関節痛なら立ち上がる時や歩き初めに痛みが出ます。動き始めて少し経つといくらかよくなりますが、すり減りが強くなると歩く時に一歩一歩痛みを感じたり、夜寝ていて寝返りをする時に膝をちょっとひねっても痛みを感じます。

神経痛と関節痛の見分け方。関節を動かす時に痛いのが関節痛、関節の動きとはあまり関係なく関節より上から電気のような痛みが急に出て、しびれを伴ったり痛みに波があるのが神経痛です。けれども例外もあり、また関節痛と神経痛が混ざる時もあります。
運動をした翌日に体が痛くなるのが典型的な筋肉痛ですが、逆に筋肉を使わないでいると血行が悪くなり筋肉がやせてきて痛みの原因となることもあります。

関節痛や神経痛はレントゲンやMRIなどの検査をすると原因がわかることが多いのですが、筋肉痛は検査でわかりにくい。筋肉は筋膜という袋に包まれていて、両端は腱になって骨にくっつきます。筋肉痛には、筋膜や腱、骨との付着部それぞれが原因のことがあります。肩こりの人のレントゲンを撮ってみると、首の骨の適度な弯曲がなくなってまっすぐになっていることがありストレートネックと呼びます。ストレートネックは筋肉が張りやすいので肩こりの原因になります。痛みにはいろいろな原因があり、それぞれに治療法がありますので、痛みが続く時には医者に相談してみてください。

MGプレス 動いて健やかに28
2023年4月11日掲載

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