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肩こりとまくらの高さ

くびと肩

肩こりで痛みが強くなると

肩こりが強い人は、くびすじだけではなく肩甲骨のあたりまで痛くなることがあります。痛みが強い時には、肩の関節からうでや手指にまで重だるさやしびれが出てくる場合もあります。

 

まくらの高さ

このように肩こりの強い人で「まくらの高さ」が気になっている人は多いと思います。では、まくらの高さはどのくらいが一番いいのでしょうか。まくらの高さについては「高いのがいい」とか「低い方がいい」など、さまざまな意見があります。そのほかにマクラの硬さ、材質、形状など、ネットや本にも数多くのことが書かれています。そしていろいろなマクラが開発されています。

寝ているときの姿勢が一番自然

人は寝ている間、無意識に必ず何回か寝返りをします。寝入りから朝まで同じ姿勢ということは絶対にありません。寝てから起きる間には、仰臥位(ぎょうがい)といって、いわゆる仰向けに寝ている時間もあれば、側臥位(そくがい)といって横向きに寝ているときもあるのです。誰でも寝ている間、無意識にくびやかたの位置を調節しているのです。

人間、起きているときはいろいろ考えすぎて、かえって変な恰好をとったりしますが、無意識の時は「本能に従って」うまくからだを調節しているのです。寝ているときの姿勢が一番自然、といってもいいのです。

ちょうどいいまくらの高さとは

「何ごとも中庸(ちゅうよう)が大事」といいますが、まくらも同じです。なくても困りますし、とはいっても、あまり高いまくらや不自然な首の形になるまくらは勧められません。

まくらの高さを決める良い方法として、まず横向きに寝てみてください。そのとき、後頭部の中央からお尻までの背骨(脊椎)が一直線になるような形が一番いいでしょう。またストレートネックや、首が固くて上が向きにくい人にもあったまくらの高さがあります。

お気軽にご相談ください。


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